生活

アルコール度数高めの飲料がなぜまずいのか

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結論

  • 基本的には、禁酒が望ましい
  • 9%の飲料はなるべくさける
  • 更に高濃度の飲料は、たしなむ程度

アルコールにおける単位

これは、なんとなく知っておく程度で良いと思います。

アルコール飲料の場合は、種類によりアルコール濃度が異なります。

そのあたりを、ある程度統合する形で「単位」というものがあります。

ビール500mlで、だいたい1単位ということになります。

日本酒やワインだと、1合1単位になります。

アルコール換算で、約20gということになります。

例えば、5%のビール500mlだと、25gになります。

ところがアルコールには、比重というものがあります。

このあたりの概念はよくわからないので飛ばしますが、5% 500mlのビールの場合だと25gに0.8をかけると20gになります。

この20gが1単位という単位になります。

ビール350mlの場合は、2本で700mlですので、28gですので約1.5単位ということになります。

個人により好みのアルコールの種類は異なると思いますので、自分はどのくらい飲んでいるのか、多くとも1日2単位までに抑えておきたいところです。

普通の人にとっては、2単位は結構な量です。

ビール1L飲む人でも、最初から1L飲めたわけではないでしょう。

毎日飲むことで依存性が生じ、つい飲みすぎてしまうことが続いた結果、1Lものビールを飲んでしまうことになりかねません。

アルコール度数9%の場合

最近ストロング系のアルコールの弊害が話題となっています。

これは、9%のアルコール飲料になります。

9%で500mlのむと、アルコール36gになります。

ビールなら2単位だと1L飲めたものが、ストロング系だと1本で約2単位になります。

そして、飲みやすくできているのでどんどん飲めてしまう事になりかねません。

アルコールの危険性は、徐々に積み重ねた弊害が問題になります。

現在は、アルコール性肝硬変くらいしか話題にならないかもしれません。

けれども、実際には脳機能への影響など様々な弊害が示唆されているようです。

アルコールは嗜好品ですので、飲むなというのはきついかもしれません。

まずは、タバコと同じく量を減らす努力をすることは悪いことでは無いと思います。

0か1かの問題ではなく、程度問題も多くは影響されますので、減らしたほうが良いでしょう。

このロジックは喫煙の場合も同様です。

減煙している場合は、その努力を褒めるべきとされています。

高濃度アルコール飲料の場合の弊害に戻りますと、つい飲みすぎてしまうということが大きな問題であるといえます。

当然、ワインや日本酒などのほうがアルコール度数は高いのですが、嗜好品なので味わいを楽しむ場合が多いです。

一方、チューハイの場合は美味しいからといって、とりあえず飲んでしまうということも多いのではないでしょうか。

二十歳になって、いきなりワインや日本酒を嗜むというのは、少しむずかしいでしょう。

どれほど高価なワインであっても、初めて飲む場合はおそらく美味しいとは思えないはずです。

お酒の導入には、チューハイなどは適しているのかもしれませんが、なるべくアルコール度数の低いものを選択したほうが良いでしょう。

どうしても飲みたい場合でも、500ml缶ではなく350ml缶を味わって飲めば25gですので1単位を少し超える程度です。

まとめ

  • アルコールは基本有害なので飲まないほうがよい
  • 飲む場合は単位換算して、1-2単位以内に抑える努力が必要
  • 9%の高濃度チューハイを飲む場合は、350ml缶に留める努力が必要

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  • この記事を書いた人

R-NURSE

関東地方の総合病院で働いている、臨床看護師です。救急系の集中治療室を経て、現在総合診療内科勤務です。診断とか研究とか、投資とか興味は色々です。

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