ビジネス 読書

【読書】革命のファンファーレ/魔法のコンパス

09/24/2020

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はじめに

随分前に出版された本ですが、気にはなっていたのですがなかなか手が出せませんでした。
というのも、お笑い芸人で炎上タレントともいわれている方が、行っていることなんて他のビジネス書を読んだほうがマシだと思いつつずっと読んでいませんでした。

キンドルで安売りしていたので、購入したのですが。
結構衝撃を受けました。

イノベーション

というのも、一言で言えばイノベーションです。
イノベーションの定義をどこに置くのかは、人それぞれだと思います。

スティーブ・ジョブズ氏の場合

例えば、スティーブ・ジョブズ氏は、現存するものの掛け合わせでiPhoneを世の中に発表し、人々の世界を根本から替えました。
今や、スマートフォンの無い生活を送ることが困難になってきています。

例えば、コンビニでの支払い、電車やバスの支払いなどもそうです。
カーナビの代わりにもなりますし、電子辞書の代わりにもなります。
ただの電卓にもなりますし、高性能な電卓にもなります。
読書も制限なくできます。

イノベーションカーブ

人々の生活は、あるイノベーションにより徐々に変わって行きます。
イノベーションカーブというものがあります。
わたしこの本になかなか飛びつかなかったのは、Late majorityだったのだと思います。
世界を変えるには、Innovatorにならなければなりません。

https://www.12manage.com/methods_rogers_innovation_adoption_curve_ja.html

Innovator

この本の著者である、西野氏は言い方が多少反対派にとっては、気になる部分もあるのでしょうが、間違いなくInnovatorだと思います。

そもそも、安定しているとは言い難いですが、それなりの売れっ子ですので上層部の言いなりになり、テレビに出続けることで、ある程度のステータスは保証されていたと思います。
けれども、自分と向き合いこれではダメだとおもい、自分のやりたいことと目標を定め、それを愚直実践している事は、まさにInnovatorだと感じます。

成果こそが全て

色んな意見があると思いますが、成果が全てです。
結局は、成果を提示し続けるものであるからこそ、Innovatorなのです。

面白い小説のような本

わたし個人の感想は、この本を読んで線を引きまくるような本ではありません。
けれども、面白い小説を読んでいるような気持ちに個人的にはなりました。
つまり、時間を忘れて読書に没頭するという表現が正しいものだと思います。

わたしは、先に革命のファンファーレを読んで、面白かったので、Kindle Unlimitedで魔法のコンパスも読みました。
一部内容が、重なっている箇所はありますが、そのリーダビリティは同じでした。
革命のファンファーレのほうが、なんとなく洗練されている印象があり、出版する毎に成長を遂げているようにも感じました。

他人を気にしないことも時には大切

結局は、多くの日本人は他人の目を気にしすぎなのかもしれません。
行動こそが全てです。
思い立ったら即行動し、沢山の失敗をすればそれは全て自分の体験になります。
当然ですが、失敗をしなければ成功体験しか得られませんので、その成長曲線は鈍化してくるように思います。

医療の場合

わたしの仕事は医療系なのですが、新型コロナウイルス感染症における会議で、ナースが全身の感染予防対策を行って、面会をできないかということを議題にあげました。
けれども、家族が面会してもよいという根拠がない、ということで一蹴されて終わりました。

全身の感染予防対策とは、こんな感じです。

https://timesofindia.indiatimes.com/india/sc-asks-centre-to-ensure-ppe-kits-are-provided-to-health-workers-in-non-covid-treatment-areas/articleshow/75423988.cms

このように、エビデンスという武器は敵にも味方にもなります。
このようなエビデンスの使い方は、思考停止と同じように思います。

家族と患者さんは、Covid−19という病気のせいで長い間会えず、人によってはそのままなく亡くなってしまいます。
患者さんのそばにいるナースだからこそ、「どうすればできるか」という視点が重要です。

できない理由を考えるのは簡単です。
けれども、どうすればできるか、という視点で物事を思考することで色んな情報が入ってきます。

話はだいぶそれましたが、著者の西野氏がまさにこのような考え方でしたので非常に共感を持ちました。

お笑い会も、旧態依然の風習により「こういうものであるべき論」が形成され、その狭い中で多くの芸人がしのぎを削っています。
けれどもその枠の外へ飛び出せば、如何に狭い世界で戦っていたかが分かるはずです。

医療界も同じで、「医療とはこうあるべき」というものが、形成されてしまっている事が多いですので、この本の著者のように時には突き進んで行こうと感じました。

読書とは、何万冊読んでも成果にならなければただの趣味で終わってしまいます。
なんのために、この本と巡り合ったのかを考えながら、日々のイノベーションに取り組んで行こうと思える本でした。

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  • この記事を書いた人

R-NURSE

関東地方の総合病院で働いている、臨床看護師です。救急系の集中治療室を経て、現在総合診療内科勤務です。診断とか研究とか、投資とか興味は色々です。

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