結論
- アウトプットが最強
- アウトプットした知識をもとに稼ぐことができれば、なお最強
- 本を10冊読むよりも、1冊をアウトプットしたほうがよいかも
知識の定着
エビングハウスの忘却曲線はとても有名です。
これは、1時間後には66%忘れ、1日後には64%忘れていることを示すグラフです。
つまり、人は忘れることが前提ということになります。
たとえば、認知症が進んだ場合でも、言語は憶えています。
これは、毎日忘れないようにアウトプットするから忘れないと言えます。
忘れていたら、会話になりません。
子供は、言語を覚えたての頃「えーと何だっけ?」というのがよくありますが、少しずつ減っていきます。
大人でも、他言語学習ではよくあることでは無いでしょうか。
ラーニングピラミッド
これも良く記憶の定着とともに、出されるものです。
よく出される割には、近年ではこの概念は誤謬だと言われています。
例えば、講義では5%しか定着率はありませんが、グループで討論すると50%になり、他の人に教えると90%にまで上昇する、といった概念です。
当然様々な異論があるとは思いますが、概ね納得できる結果では無いでしょうか。
つまり、人に教えるということは、それだけ知っている必要があります。
そして、よりわかりやすく伝えるために工夫する必要が生じます。
ということは、多くの時間を割いて人に教えるということになります。
一度教えた内容は、教え続けることで知識の定着になります。
そして、受け手側にとっても、よりわかり易い説明が可能になります。
アウトプットこそがすべて
アウトプットするということは、その時点である程度わかっている事が前提になります。
アウトプットする時に重要なのは、ノートやパソコンに書いてアウトプットする、ということはあまりおすすめしません。
それで知識の定着になるのであれば良いのですが、過去の経験上なかなか都合よくいきません。
ノートへのアウトプットは、問題を解くのであれば良いですが、自分ノートを作るという事だけでは書き写す事が主目的になってしまいます。
そこで、重要なのは「対象を意識する」ということです。
人に教える事機会がなければ相手がいるつもりで説明する、相手がいるつもりで文章を書く、といった行動のことです。
代表的なアウトプット;2つ
- ブログ
- Youtube
この2つは、相手があって成立しますので、良いと思います。
Youtubeは多少敷居が高いですが、ブログは誰でもすぐに始める事ができます。
ブログとYoutubeの共通点
- 相手がいて成立する
- 反応があるほど、自分の小遣いが増える
- 反応があるほど、よりよいものを作る努力をする
この様な、お金目的であったとしても、そのプロセスとして自分の知識の定着になるのであれば、一石二鳥です。
自分の強みを、人の力を借りてさらに伸ばすことはとても有意義なことです。
わたしの経験
たとえば、仕事関係ですと、わたしは看護師です。
看護師の場合、講義をする機会も少ないですし、人前で発表する機会も少ないです。
そのため以前は、時間をかけてスライド作成などを行っていました。
けれども、院内の少人数のために時間をかけて作ったスライドだとしても、その一瞬でそのスライドは陳腐化します。
陳腐化したスライドには、なんの意味も持ちません。
残るのは、作成者の努力だけです。
であれば、作成したスライドを全国や世界中に発信できるインターネットのちからを大いに利用すべきだと思います。
Youtubeやブログの世界では、努力している人は、きちんと成果を出しています。
成果としてわかりやすいものは、給与です。
病院の場合の給与
病院で勤務して、普通に給与をもらったとしてもそれ以上でも以下でもありません。
人の2倍頑張っても、給与は同じです。
結構理不尽な世界です。
けれども、繰り返しますがYoutubeやブログの世界は、頑張るほど自分の成果として帰ってきます。
よく米国の看護師は勉強すると言われています。
なんで勉強するのかと言えば、勉強することで自分の地位が上がり評価されるからです。
日本の看護師は、修士や博士でも臨床の場合は、ただの看護師としか思われていません。
看護師は、もう少しキャリアを意識すべきですし、変革すべきです。
まとめ
- 知識の定着には、人に教えることが重要
- 教える人がいない場合は、インターネットを活用する
- 努力するほど報われる世界を目指しましょう